あの人の生活と制作

短編アニメーション『高野交差点』完成しました。次回作構想中。

「つぶやく」よりも「うめく」くらいがちょうどいい

つぶやき感覚で思っていることを垂れ流すと、公的な空間ではいろいろ支障が出る。毎日どこかの誰かが「失言」して祭りが起きている。
ある分野で非常に信頼されており、かつ影響力もある専門家が、専門外のことに対して気軽に「つぶやいて」しまい、手厳しくツッコまれるというような事態も何度か見かけた気がする。

おれはつぶやくやつはもうやっていない。 口下手だから140字やらの細切れな短文で言えることが特にない。

一方で「つぶやき」に憧れもする。 垂れ流すからこそ其奴の人となりが覗けるのだ。
あそこにはいつも信じられないくらい多くの人たちがいて、皆がにこやかに挨拶したり殴りあったりしていてとてもまぶしい。

おれはここで「うめく」のがせいぜいだ。 もし見知らぬ人に見つかっても、「あの人なんか言うてる?なに言うてるんやろ?」くらいの様子。
つまり、だらだらと取り留めもなく、抽象度を上げて書く。
具体名を挙げてなにか言いたくなったら、身近な友達にでも「つぶやく」ことにする。