あの人の生活と制作

短編アニメーション『高野交差点』完成しました。次回作構想中。

2023年に作ったアニメーション『ネコと和解せな』を今さら告知する

あけましておめでとうございます。二年強ぶりの更新のようです。

 

Xではお知らせしていましたが、去年はこういうものを制作しました。MVと劇映画のちょうどあいだみたいなアニメーションになりました。初めての商業作品(?)とあって、色々勉強させていただきました。


www.youtube.com

 

最近はまた次の作品を準備しています。

今回はもう少しだけ尺が長めの短編を作ってみようと思っていますが、どういう形で制作・発表できるのかも定まらないし色々難しいですね。

やっぱり人手が足りない。チームや会社で作っているわけではないので、その極度に限られたリソースの中で実現可能な企画を考えなければいけない。そういう技術的な制限の類は、商業化を前提としないのであれば実はそう悪いことではないと思っている。短歌や俳句などの定型詩が音節の数という鋳型で言葉を制限されるのと似ているから。

今ある手札で何ができるかということを『高野交差点』の前からずっと考えている気がするが、おれの場合その手札の足りなさをひたすら「時間」で補うしかない。時間がかかるとどうしても寡作になる。寡作になると(巨匠でもない限り)人々の関心を惹きにくくなるし、「数打ちゃ当たる」的なことができない。そうするうちに自分の「理想」に閉じこもってしまい、自分が何を作ってきたのか、作っていくべきなのかを見失うのではないかと危ぶんでいる。

作品の内容であれ人々の反応であれ、おれはもっと何らかの「広がり」が欲しい。が、わがの脳みその不器用さは変えられないので、おれはほんまは誰かと一緒に作るのがいいんやと思う。

一緒にインディーアニメを作りたい人いませんか?「バンドメンバー募集!当方ボーカル」みたいな感じであれですが。

『高野交差点』が DigiCon6 ASIA で Jury Award を受賞しました。あとFebriさんで対談インタビューが出ました。

先日国内部門で賞をいただいたDigiCon6ですが、アジア部門でも審査員特別賞的なものをいただきました。ありがたいです。

www.tbs.co.jp

最近何かと小忙しく、淡々と日記を書くだとか、映画や本についてメモを残すといったことがおろそかになっている。少し前に文庫サイズのMDノートを買ったが、まだほぼ白紙のままだ。こんな生活は良くない。

次回作の作画も遅々として進まない。すぐに完成する予定だったのに。これはおれが細切れの時間で集中して作画するのが苦手なせいだ。何をするにもそうだといえばそうだが、特にアニメーションを描くときは、脳内の一時ファイルを大量に保持し続けなければならないような感じがある。少し時間をおいてしまうと、それら一時ファイルがもうどっか行っとるのでなんだかうまく描けず、また一から頭の中の感じを構築し直さなければいけない。

そんな状況ではあるが、なんやかんや年明けくらいには完成させると思う。次の次の作品のことも色々と話が進んでいる。次の次の次の作品もずっと頭の片隅にある。細切れの時間の中で生きている。

『高野交差点』が DigiCon6 JAPAN で Silver を受賞しました。あと全編公開しました。

最近こんなことしか書いてませんが、TBS主催のDigiCon6というコンペの国内部門で銀賞的なやつをいただきました。

www.tbs.co.jp


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そして、プレミア規定のあるコンペが終わった(と思う)ので、この前言うた通り全編無期限で公開しました。

本当はTwitterやらで何日の何時に公開しますとか前もって煽っといた方が良かったんでしょうが、地味にじわじわ広がるくらいで充分なので、慣れん真似はせんときます。

あと一応先月からTwitter使い始めましたが、ほとんど見られてません。

『高野交差点』がCGアニメコンテストで優秀賞を受賞しました。

第30回CGアニメコンテストで「高野交差点」が優秀賞をいただきました。優秀賞とは要はグランプリのことのようです。やりました。

cganime.jp

またその母体となる京都国際マンガ・アニメ大賞においても大賞をいただきました。やりました。

www.vipo.or.jp

CGアニメコンテスト主催であるDoGAさんのTwitter上での発表に合わせ、9月17日21時から24時間限定で本編を配信しています。

暇な人はすぐ観てください。でも1ヶ月後くらいにまたすぐ無期限で公開する予定やから、暇じゃない人はその時観てください。また言います。

最近隣人が頻繁にベランダに出てタバコを吸っているようです。おれはその物音を聞きながら、やっぱテレワークでストレス溜まっとんのけ?などと思っています。おれは大丈夫です。夏が終わって最悪なだけです。

『高野交差点』がルーマニアの映画祭 Animest で上映されます。

www.animest.ro

ルーマニアの Animest(ブカレスト国際アニメーション映画祭)に入選しました。

プチョン国際に続き、映画芸術科学アカデミー公認の映画祭です。

もしこれらの映画祭でグランプリ相当の賞を獲ったら、アカデミー賞に応募できるとのこと。縁遠すぎて笑てしまいますが。

最近は次回作のことをちょろちょろ進めております。予定通り行けば2021年内に完成するでしょう。

『高野交差点』が富川国際アニメーション映画祭で上映されます。


www.youtube.com

biaf.or.kr

信じ難いことにプチョンにも選んでいただきました。

あと予告編を求められたので作ってみました。

『高野交差点』が Taichung International Animation Festival 台中国際動画影展で上映されます。

twtiaf.com

ありがたいことに台湾は台中の映画祭でも入選させていただきました。

例の如く、コロナ禍なので作家招待はないそうです。当然ですが残念。台湾も韓国も行きたかった。