あの人の生活

奈良県という所から来ました。短編アニメーション制作中でございます。

あからさまに寓話的な物語は今後も作らないかなと、夜中にぐるぐる思った。

現実に対する作家個人の問題意識とその作品との距離感はどうあるべきか?ということを時々考える。

管見の限りでは、短編アニメーション作品でこの距離の近いものが多い(気がする)。
言い換えると寓話的な傾向の物語だ。
そしてそれらは往々にして、現実感に乏しいどこか象徴的な世界で、明らかに何かの隠喩であるらしい出来事が起こる。
また登場人物たちは、その問題に対して考え得るいくつかの意見を、それぞれ具現化させたかのようにふるまう。
結末では、その作家の結論を出すなり、観客に問いかけるなりして幕を閉じる。

この種の作品の背後には、明らかに言語による主張が見え隠れしている。
であるならば、本来その問題はなによりも言語によって論理的に突き詰めて主張すべきなんじゃないの?
その辺のアニメーション作家の思考なんて、間違いなく過去の哲学や倫理学などに検討され尽くしている。そこに真っ向から取り組む意気込みも能力もなしに、問題の一端をかじるだけかじって作品に仕立て上げることは、おれにはとても不誠実に思える。

ここまでつらつら書いておいてなんだが、具体性のある複雑な物語であり、かつ作家の問題意識がうまく反映された作品もある。

だからここはやはり、距離感が肝なのだろう。近づきすぎると説教くさい寓話になり、遠すぎるとクセがないエンタメになる。
あるいは単に巧拙の問題かもしれない(これを言ったらおしまいだが……)。

なんかすごく偉そうな文章になってしまった気がするけど、これはあくまで自分に対して言い聞かせているものなので悪しからず。

ラフなアニメーションを描きながら

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制作中の『高野交差点』よりラフ原画を一つ。

 

一人で作画しているので、ツメ指示や番号を書かない時もある。

そもそも必ずしも原画と動画という分け方をしているわけでもない。

ただとにかくぐちゃぐちゃと草稿を描き、多少ぐちゃぐちゃを抑えめに清書するという流れだ。

この曖昧な手法の良し悪しはまだよく分からん。

とりあえず結果が感じられるまではこんな感じでいこうと思う。

 

そういえば、中割りで動きを作るというのが長らくよく分からずにいた(今もだが)。

なのでひたすら描いてはプレビューを繰り返し、ガチャガチャとした動きを作るのが常だった。

最近ようやく少し何かが分かりかけた感じがしていたが、今度は逆に無駄に滑らかになっている気がして恐ろしくなってきた。中割りをうまく置いて動きを作ることと、動きの軌道を無闇に単純化するのは全然違うことだ。

 

本当は中割りをほぼ挟みようのない全原画で描いてみたい。特に3コマにこだわりはしないが、いわゆる狭義のフルアニメーションには興味がある。

が、今のところその境地はまだ見えない。

とりあえず1カットだけ彩色まで仕上げて素撮りしたの。

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今のところこんな感じの画面になりそう。
あまり見たことない印象の画だと思っているが、客観的にはどうかよく分からなくなってきた。

撮影時にこれ以上色調を大きく変えたり、テクスチャを使うことはほぼ考えていない。
ただ光の表現をもう少しなにか加えたいような気がしている。
とはいえ、フレアだのゴーストだの被写界深度だのといった実写カメラ的な処理はありえない。
適宜いろいろのことを施していってください。

モブキャラクターの走りアニメーション

今制作中の自主作品から、モブキャラクターが走っているラフを書き出してみました。 実際は周囲にもう少し人がいます。
こういう女性らしさを強調した手の振り方って今時どうなんでしょうね。
脇を締めて体の斜め前で∞を描きながら走らせると、お手軽に「女の子」になります。
アニメではよく見かけた気がしますし、現実でも運動がそれほど得意でない人はこんな風に走っていたかもしれません。
最初少しやりすぎたかとも思ったのですが、疲労で腕が下がってきたら案外こんな感じかもと思い直し、現状そのまま清書にいくつもりです。


こちらも極めてモブなモブです。本編ではほぼ隠れて見えないでしょう。
適当に顔を描いてみたら、左のやつが意外にいい顔になりました。

と、いう感じでただ今鋭意原画作業中です。
今のところ2019年内には映像だけでも完成させる予定でおります。
その後、声を含めた音響をどうにかこうにかして他にもあれこれやったら、あっという間に(4年ほど)完成で〜す。
よろしくお願いしま〜す。

keep/自律给我自由

ここ数ヶ月「keep」という中国のフィットネスアプリが気に入ってしまい、毎日欠かさずなにかしら体を動かしている。

他のこういうアプリをあまり使ったことがないが、なんとなく「keep」はかなりちゃんとしたもののように思う。

ウェイトトレーニング、ジョギング、ウォーキング、ヨガといったカテゴリが並び、部位や負荷ごとに様々なメニューがある。しかも全ての動作に映像と詳しい解説がついているし、運動中は音声で陥りがちなミスを糺してくれたりカウントしてくれたりもする。

これらに従い運動を終えると、その内容に応じて「成長値」というものが溜まっていきレベル的なものが上がる。他にも、小さな目標を達成することでささやかなご褒美が得られるような仕掛けが様々あり、モチベーション維持に一役買っている。

体重はさほど変わっとらんが、どことなく引き締まってきた気はする。もちろんその前から継続して気まぐれ筋トレはしているので、アプリのおかげで突然効果が出たなどどいうつもりはない。ただ、ゲーム感覚でアプリ内のメニューに従いそれをこなしていくと、今まであまり使っていなかった筋肉も動員されているのがわかる。そう考えるとやっぱりアプリのおかげかもしれない。

 

ところで今、「ゲーム感覚」という言葉をおれがとてもポジティブな意味で使っていることに自分で違和感を抱いた。

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そういえばHSK5級の試験結果が出てました!

当方二年ほど前から戯れに中国語を勉強しています。

進学も就職も関係のない身ではありますが、学習進度を測るためHSK漢語水平考試)という中国政府公認の資格試験を受験したりもしています。

というわけで、六月に受験したHSK5級の試験結果がいつのまにか発表されていたので、ちょっと報告してみます。

 

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